屋根豆知識 knowledge
屋根の歴史 セメント系
セメント系は、厚型ストレートとも呼ばれています、これは、アスベストを使用せずに、厚みを増し、強度を増したことで、こう呼ばれるようになりました。
セメント系の屋根には、プレスセメント瓦とコンクリート瓦の種類があります。プレスセメント瓦は、セメントと砂を混ぜたモルタルが原料のものです。コンクリート瓦はプレスセメント瓦より細骨材に対するセメントの割合が少ないモルタル作られる瓦のことを指します。
セメント瓦は、セメントを形成して塗装して作られています。
特徴としては、重さは瓦と同じくらいですが、瓦よりも安く購入出来ます。また、瓦の場合、和風のデザインですが、セメント系ですと、和風以外にも、洋風、北欧風も選べるので、家のデザインの幅も広がります。
メリットは、価格が安いことです。何種類もある屋根材の中でも、一番安く購入出来ます。金属屋根ほど、メンテナンスの時期も早くないので、お金をかけずに使用することが可能です。また、耐火性が高いこともあります。モルタルですので、不燃、準不燃材料で作られています。
デメリットは、耐震性に優れていません。地震が多い日本では、あまり向きません。瓦ほど重くはありませんが、ある程度の重さがあるので、地震があると屋根の重さで家が崩れてしまうことがあります。
価格は、平方メートルあたり、安い物ですと、6000円くらいから、高くても9000円くらいまでで購入できます。
耐久性は、10年から20年くらいと言われています。屋根材の中では、瓦ほど長くはなく、金属屋根材ほど短くもないのです。
メンテナンス方法は、瓦と同じようなメンテナンス方法です。また、塗装して作ってありますので、塗装が剥がれてきてしまうこともあるので、その際は、再度塗装をしなおします。塗装をしないと、雨漏りをしてしまう可能性もあります。目に見えない部分でも、塗装が剥がれてしまっているので、定期検査も必要になってきます。